岡山市北区の動物病院「つだか動物診療所」

症例紹介

猫の子宮蓄膿症pyometra

動物情報

1歳 ベンガル メス

症状・来院理由

2、3日前から元気・食欲低下、嘔吐ありとの稟告で来院。

腹部触診で違和感があり、腹部レントゲン検査、超音波検査、血液検査を実施し、子宮蓄膿症と診断しました

子宮内に膿が多量に貯留し、放置すると子宮壁が破綻し腹膜炎を起こしたり、原因菌が産生するエンドトキシンによりショックを起こす危険な病気です。

内科的な治療も可能ですが再発が多く、外科的に卵巣・子宮を切除する治療法で完治を目指す場合がほとんどです。

 

今回の症例も内科的な治療では好転しなかったため、開腹手術で卵巣と子宮を切除しました。

切除した子宮内には大量の膿が貯留しており、重量は体重の約10%もありました。

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