設備紹介|岡山市北区の動物病院「つだか動物診療所」

設備紹介

豊富な設備を取りそろえています

当院では、診察室での問診・身体検査を丁寧に行っています。私たちの願いは、動物達に健康にすごしてもらう事です。しかし、体の異常を疑った場合には、体の中の状態をその場で早く詳しく知ることができるように、血液検査機器・レントゲン検査機器・超音波検査機器などを揃えております。飼い主様と動物達にとって、より良い治療を行うよう努めます。

設備一覧

超音波検査診断装置(エコー)

超音波を利用し、リアルタイムで動物の体内で起きている異常や病気を見つけだすことができる検査装置です。レントゲンやCTのように放射線を使用しないので、動物たちも苦痛を感じることなく安全に検査を行えます。エコーは臓器の大きさや動きだけでなく、内部の構造や血液の流れまで見ることができるので、細かい部分までくまなくチェック可能です。当院では主に心臓病を診断する際に、この超音波診断装置を使用しています。

ICU

手術後の回復期や、感染症および酸素が必要な病気にかかった際に利用する施設です。 当院のICUは各入院室に併設されており、中の空気も室外に排気されるよう設計されています。そのため、感染症などで入院していても他の動物たちへ影響が出ることはありません。
また、室内も十分なスペースを確保していますので、大型犬でも余裕を持って入ることができます。

動物用超音波手術器(Sono Cure)

主に椎間板ヘルニアや軟部外科手術で使用する手術器具です。
超音波の振動により、該当箇所を破砕・乳化・吸引・切削等していきます。血管や神経など弾力に富んだ組織も選択的に温存できるので、動物たちの体に与えるダメージも最小限におさえることが可能です。

内視鏡

消化管内部の検査、および誤飲してしまった胃の異物を取り出す際に使用します。 当院では内視鏡を使い、胃や十二指腸・結腸・直腸などの組織を病理検査に回すことも可能ですので、必要であればご相談ください。ただし、病理検査を行う場合は動物たちに全身麻酔を施す必要があります。

レントゲン

ワンちゃん・ネコちゃんだけでなく、全ての動物たちに使用される検査器具です。レントゲンを使うことで、胸腔内・腹腔内を体外から診察できます。
胸腔内を写したレントゲンからは、心臓の大きさや肺の状態、腹腔内を写したレントゲンからは、肝臓・腎臓・腸・子宮・前立腺・膀胱の状態が分かります。また、臓器だけでなく、骨の状態や関節の異常などを見つけることも可能です。

電波メス

高周波電流を発生させることができるメスです。電気メスを使うと生体組織の傷を最小限に抑えて切開できるだけでなく、止血をしながら幹部を切開することも可能なので、手術時に動物たちの身体へ与える負担も軽減できます。

生体モニター

心臓の動きや血圧、麻酔濃度や呼吸状態などを総合的にチェックするモニター機器です。麻酔を投与する際や手術をする際は必ず装着し、動物たちの身体に過度な負担をかけることなく安全な治療ができるようにしています。

オートクレーブ

機器内部を飽和状態にし、使用済みの手術器具を高圧蒸気で滅菌する機械です。オートクレーブは、高温の蒸気で内部圧力を上げることにより、微生物や細菌を死滅させることが可能となります。煮沸消毒や乾燥消毒などの手法よりも、短時間で滅菌できる点が特徴です。

ガス滅菌器

高温滅菌できない器具などを、低温ガスで滅菌する機器です。庫内の温度を約40~60度に保てるので、ゴムやプラスチックでできた器具も、変形させることなく滅菌できます。

サージック XT Plus

整形外科や口腔外科用のドリルシステムで、椎間板ヘルニアの手術や骨折の手術などを短時間で済ませることができる機器です。治療時間が短いので、動物たちへの身体的負担を軽減できます。

血液・ホルモン検査機

血液中のホルモン数値を測定できる装置です。「富士ドライケム IMMUNO AU 10V」を導入したことにより、甲状腺機能検査(T4・TSH)・副腎皮質機能検査(COR)・肝臓機能検査(TBA)に加え、ネコちゃんの炎症マーカー(SAA)・性ホルモン(PRG)の検査を院内で迅速にできるようになりました。 

顕微鏡

血液の状態から血液病の有無を診断したり、尿検査から膀胱炎の有無や尿路結石の種類を診断したりします。また、糞便検査では寄生虫や細菌を発見したり、皮膚検査では動物の皮膚に付いたカビやダニを見つけ出したりすることも可能です。

半導体レーザー治療器

動物たちの口内炎をはじめ、一般的な関節炎や椎間板ヘルニア関節炎・歯周病などを治療する際に使用します。
また、半導体レーザー治療機器は動物たちの皮膚や乳腺の腫瘍を除去する際にも使えますし、患部に当てると痛みを和らげることもできるので、治癒を早める効果もあります。さらに、避妊や去勢をする際に出血を抑えた処置をすることも可能なので、医療の現場では非常に登場回数が多い治療機器です。

自動血球計算装置

IDEXX(アイデックス ラボラトリーズ社)の血球計算装置です。
貧血や炎症の指標として、赤血球・白血球・血小板の数を詳しく測定することができます。従来の血液検査装置では、猫の血小板が正確に測れないことが難点でした。この装置では、猫の血小板だけでなく貧血の指標として重要な網赤血球数も測定することが可能です。

血液化学検査器

IDEXX(アイデックス ラボラトリーズ社)の血液化学検査器です。
病気を早期発見するために必須とされる、総合的な血液化学スクリーニング検査ができる機器です。検査項目として、蛋白質(TP・ALB)・肝数値(ALT・AST・ALKP・GGT)・腎数値(BUN・CREA)・血糖値(GLU)・カルシウム(Ca)などを調べることが出来ます。

空気供給装置アニセラST

この機械は吸入麻酔時に麻酔器に空気を供給させます。
純酸素だけで長時間吸入麻酔を行うと、無気肺を起こし易くなると言われています。純酸素に空気を混入させることで、無気肺を防止したり、術後の回復が良いと評価されているようです。獣医療での使用は多くないようですが、人の医療ではほとんどの施設で導入されているようです。麻酔のリスクを最小限にして、可能な限り安全な手術を提供できるよう努めます。

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